2022.08.08 Monday
【プラスチックゴミ問題】わたしたちに今すぐ できること
現在、包装は一度使って捨てる、つまり使い捨てることが一般的です。この仕組みそのものが、プラスチック汚染の問題を引き起こしています。この状況を変えるために、今からできるアクションを実践していきましょう。
マイボトルやマイカップを習慣に
レジ袋有料化に伴い、マイバックを持つことが習慣になった方は多いのではないでしょうか。同じように、マイボトルや、カフェでテイクアウトするためのカップを持ち歩くことも習慣化できるはずです。マイボトル用の給水スタンドを設置する自治体や大学も増えてきています。マイボトルやマイ食器が当たり前の社会は、すぐそこまで来ています。
量り売りショップなど、リユース容器を使える店舗やサービスを利用する
余計な包装がなく、グラム単位で必要な分だけを購入できる量り売りショップも少しずつ増えています。乾物や粉類など、取り入れやすいものから、こうした量り売りの利用を始めてみませんか。近くに量り売りショップがないという場合にも、例えば豆腐屋やコーヒー豆屋、酒屋など、探してみれば量り売りをしているお店はあるものです。そんなお店で、持ち込んだ容器を使えないか聞いてみることもできます。リユース容器で商品を配達するプラットフォームサービスは、日本でも今後普及していくことが見込まれます。情報をキャッチし、こうした画期的な新しいサービスを積極的に応援していきましょう。
ネットショッピングもできるだけ簡易包装で
ネットショッピングで配送される商品の過剰な包装は、多くの人を悩ませる問題です。しかし最近は、簡易包装の選択肢を持つネットショップや、リユースを前提とした包装で配送し回収するプラットフォームも登場してきました。そうした店舗で買い物をしたり、簡易包装の選択肢のないネットショップでも、備考欄や問い合わせフォームを利用して簡易包装を希望すれば、対応してくれる場合もあります。購入者からの希望が多ければ、店舗側も簡易包装を検討していくはずです。手間はかかりますが、希望を伝えてみることには意味があります。
「自分で作る」を増やしていく
プラスチックで過剰な包装をされているのは、私たちが購入するための「商品」です。自分で育てた野菜には、プラスチックの包装は必要ありません。自分でコーヒーや茶を淹れたり、料理をするだけでも、プラスチックごみは削減できます。できる時に、できることから少しずつ、自分で作るものを増やしていくことで、暮らしが豊かになり、プラスチックごみも減らすことができます。
グリーンピースの活動に参加する
グリーンピースは、プラスチックごみ問題を把握し解決していくために、これまで数々の調査活動を重ねてきました。これらの報告書は、誰でも閲覧・ダウンロードすることができます。日本でも、海岸での掃除・ごみのブランド調査などに取り組んでいます。また、こうした調査に基づいて政府や都に対して提言を行い、リサイクルや代替品に重きをおいた施策から、総量を削減する取り組みへシフトしていくよう求めています。SNSでは、量り売りなどリユース・リフィル社会へのヒントとなる取り組みを紹介しています。
寄付やボランティアスタッフとして調査活動を支援したり、政府や企業への働きかけを支持する署名を行ったり、SNSをフォローして情報を得たり、自分に合った関わり方で、グリーンピースの活動に参加しませんか。一人ひとりの行動を積み重ね、周りに波及させながら、「使い捨てない」社会を実現していきましょう。
2022.08.07 Sunday
【プラスチックゴミ問題】「脱使い捨て」へ。 動き出す企業とわたしたち
大量のプラスチックを使い、捨て続けている私たち。私たちは、過剰に容器包装や使い捨てプラスチック容器を使う、「使い捨ての文化」から脱却する必要があります。使い捨てプラスチックの問題の認識がかつてないほどに高まるにつれて、使い捨てプラスチックを削減するために、国による規制、企業による取り組み、市民運動の拡大など、世界中でさまざまな動きが見られています。
リユースや詰め替え主体のサービスが登場
包装は使い捨てるものではなく、リユースできるもの。そんな考え方に基づいた、古くて新しいシステムが小売業界で採用され始めています。
【生鮮食品の包装】
・レーザーフード(オランダ・スウェーデンなど)
シールを使わず、皮の表面をごくわずかに削ってレーザーで情報を刻印する。オランダやスウェーデンなどの一部の野菜・果物流通企業や小売店で活用。
・フード・イン・ザ・ヌード(ニュージーランド)
ニュージーランドのスーパーマーケットで展開、ミストで農産物の鮮度を保つ。使い捨て包装を使わずに商品の保存可能期間を維持。
・アピール(アメリカ)
使い捨て包装を使わず、野菜や果物に直接植物由来のコーティングを行うことで、包装がないものと比べ2〜3倍長く鮮度を保つことができ、フードロス削減にも繋がる。
【量り売り】
・アルグラモ(チリ)
米や豆類、洗剤などをグラム単位で購入できる自動販売機を低所得の人々の住む地区を含め2,000の地域の小売店に設置。昨年から、ニューヨークでも実証実験を開始。
・アンパッケージド(イギリス)
セルフサービス式の計量スケールを開発し、システムを拡大しようとしている。
【化粧品・洗剤】
・ラッシュ(世界44カ国)
シャンプーバーなど6割以上の商品をパッケージなしで販売している。
・スプロッシュ(イギリス)
濃縮した洗濯・食器用洗剤を、再利用可能なリフィルの小袋で販売し、回収するサービスを展開。洗剤は小さな詰め替え用袋で届き、利用者はこれをボトルに入れ、水で薄めて使う。リフィルは8つ溜まった時点で、専用の箱に入れて送り返す仕組み。
・ブルーランド(アメリカ)
水を混ぜて石鹸や洗剤として使う固形タブレットを開発。包装を減らすだけでなく、輸送の環境負荷も削減する。
【テイクアウトのリユース食器やシェアシステムの開発】
・リサークル(スイス)
スイス中の小売店・レストラン・カフェと提携して容器のリユースシステムを提供。
・ミューズ(世界5都市で展開)/ベッセル(アメリカ)
アプリを活用した返却式リユースカップシステムを構築。
・ダッバーワーラー(インド)
リユース容器を使ったランチボックス配達サービスで、各地とオフィス街をつなぐシステムとして100年以上機能。テクノロジーを使わなくてもリユースを実現できる事例。
【オンラインショッピング】
・ループ
大手食品・日用品メーカーや小売業者と提携して、専用の耐久性のあるリユース容器に日用品や食品を詰めて配送し、使い終わったら回収するプラットフォーム。回収した容器は、ループが洗浄・乾燥し、また商品を詰めて販売する。2021年からは東京都内で実証実験をスタート。ECとイオンの一部店舗で購入できる。味の素やロッテ、エステーなど24社以上が参入を表明。
2022.08.06 Saturday
【プラスチックゴミ問題】バイオプラや紙ではなく、 リユースで解決を
近年、プラスチックごみを減らそうと、バイオプラスチックや紙、ボール紙を使った使い捨て容器が注目されています。しかし、こうした代替品が過剰生産されると、環境負荷をかける場所を、海から森へと移動させるだけに終わる可能性があります。木材パルプの生産量は増え続けていて、すでに森林資源に負荷をかけています。
バイオプラスチックも万能の素材ではありません。原料となる農作物に需要が集中すれば、大量生産のために森林が伐採されて農地に転用されたり、環境に悪影響を与える農薬が大量に使われたりする可能性が高まります。生分解性プラスチックで堆肥化可能なものも、完全に生分解するためには実際には微生物の繁殖を促す湿度と熱の管理が必要で、分解を過信できない素材です。
企業は、使い捨てに依存したモデルから脱却し、繰り返し使えて長持ちする製品を開発することこそが最優先で必要です。そして私たち生活者自身が使い捨て文化から脱却することは、プラスチックごみ問題を解決する最も有効な手段です。
2022.08.05 Friday
【プラスチックゴミ問題】世界で進むプラスチック規制
プラスチックごみ問題を解決していくために、国や地方自治体の立場からできることのひとつが法律による規制です。都市レベルでの規制に始まり、現在は世界各国で急速にルールづくりが広がっています。多くの都市、国が規制の対象としているのが、使い捨てレジ袋です。多くの国や都市が、繰り返し使えない厚みのものや容量の小さな袋について禁止を決めています。ほかにも、プラスチック容器を規制する国も出てきています。日本でもようやく、2020年7月からレジ袋有料化が始まりました。しかし、対応は大きく遅れていると言わざるをえません。世界有数のプラスチックごみ大国として、日本が果たすべき責任が問われています。
国ごとの規制の例(2019年現在)
・インド:全29州・7直轄地のうち、17州でレジ袋、使い捨てプラスチック容器・カトラリー、プラスチック包装を禁止または制限。マハーラーシュトラ州では500ml以下のペットボトルの販売も禁止
・フィリピン:主要各都市でレジ袋などのプラスチック利用を禁止
・インドネシア:バンジャルマシン市が使い捨てプラスチックを利用禁止
・スリランカ、バングラデシュ:レジ袋の製造、販売、使用の全て、またはいずれかが禁止
・フランス:2021年より使い捨てプラスチック容器・カトラリーの使用が禁止
・イギリス:プラスチックのストロー、マドラー、綿棒の流通と販売を禁止する法案を発表
・アフリカ25カ国:プラスチック製の使い捨て買い物袋の輸入・製造・販売を禁止
2022.08.04 Thursday
【プラスチックゴミ問題】使い捨てプラスチックを めぐる問題点
一般的に使用されるプラスチックの多くは、石油由来の原料によって製造されています。限りある化石燃料を原料とするうえ、採掘・生産・廃棄、自然への流出も含め全ての段階でCO2を発生させ、環境に負荷をかけています。2019年には、プラスチックに由来するCO2排出は標準的な石炭火力発電所が1年間に排出するCO2排出量の189基分にのぼりました。このペースでプラスチックの生産が進むと、2050年には615基分に膨れ上がると予想されています。
海には毎分約トラック1台分のプラスチックごみが流れ込んでいます。プラスチックはほとんどが自然に還らずただ細かくなっていき、海洋環境に堆積します。そのうち94%は海底に堆積し、1%が海面を漂い、5%が海辺に流れついています。海には、現在5兆個ものプラスチック片が存在し、これは地球を400周以上できる量です。
海に流れ込み漂うプラスチックごみは、海の生きものたちに大きな影響を与えています。プラスチック袋は、クジラやカメなどがエサと間違って誤飲する例が世界中で報告されており、2018年、タイ南部で死んだクジラの胃から、80袋以上の袋が見つかったケースがありました。ペットボトルのキャップやライター、カラフルなプラスチック片はウミドリが誤飲しやすく、こうしたプラスチック片によって胃がいっぱいになり、エサを食べられずに餓死したウミドリが発見されています。捨てられたプラスチック製の漁網が、魚やウミドリに絡まった姿も多く報告されています。国連環境計画(UNEP)によると、プラスチックごみは毎年数十万もの海洋生物の死を引き起こしています。
細かくなったプラスチック(マイクロプラスチック)は食物連鎖を通して、人間もからだに取り込んでおり、その健康影響について、多くの研究者が警鐘を鳴らしています。
廃棄の環境負荷も大きな問題です。1950年以降世界で製造されたプラスチック製品のうち、これまで63億トンが廃棄物になったと考えられていますが、その約79%、49億トンは埋め立てや投棄によって処分されています。12%にあたる8億トンは焼却処理されており、この時には当然CO2が発生しています。
2022.08.03 Wednesday
【プラスチックゴミ問題】プラスチックごみの量、 日本は世界2位
プラスチックのない生活は、現在ではあり得ないもののように思えるかもしれません。しかしプラスチックの歴史は浅く、一般に広く普及したのは1950年代以降のこと。プラスチック製造とその産業の急速な成長は並外れており、ほかの多くの人工材料を上回っています。1950〜2015年までの65年間で、世界で製造されたプラスチックは83億トンにのぼり、年間の製造量はいまだ増加し続けています。予測では今後20年間で倍増し、2050年までには年間11億2,400万トンが製造されるようになるとされています。
日本に目を向けると、いつのまにか私たちは、世界でも有数のプラスチックごみ大国になっています。2019年実績で、日本で1年間に850万トンものプラスチックが廃棄されています。そのうち、約47%のほとんどが使い捨て用途の容器です。2018年6月に発表された国連環境計画(UNEP)の報告書「シングルユースプラスチック」によると、日本人1人当たりのプラスチック容器包装廃棄量は、アメリカに次いで世界第2位となっています。過剰包装や利便性を重視したライフスタイルが、プラスチックごみを増やし続けるひとつの要因になっています。
2022.07.19 Tuesday
【プラスチックゴミ問題】ペットボトルの完全リサイクル
ペットボトルからペットボトルへ
セブン−イレブンやイトーヨーカドーなどのお店では,みなさんが使い終わったペットボトルの回かい収しゅうをしています。この回収したペットボトルで,もっと環かん境きょうのことを考えた取り組みができないかと思い,「お店にある回かい収しゅう機きで回収したペットボトルだけでつくるペットボトル飲料」『一(はじめ)緑茶 一日一本』を開発しました。
この商品で使われているペットボトルの原料はお店で回収したペットボトルだけ。つまり,お店で回収したペットボトルで新しいペットボトルをつくり,もう一度お店で販はん売ばいしている,世界初の「完全循じゅん環かん型がたペットボトル」なのです。
日本では,今でも,使い終わったペットボトルの約9割わりは回収されて,その一部は衣服や食品のトレイなどの原料として再さい利り用ようされています。
しかし,このしくみをもう一度見直して,回収したペットボトルを再ふたたび新しいペットボトルに生まれ変わらせる,100%のリサイクルが実じつ現げんできれば,資し源げんがムダなく,ずっと循環し続け,ごみが生まれることもありません。
「一(はじめ)緑茶一日一本」は,ペットボトルの回収,製せい造ぞう,販売をすべてセブン&アイグループで確認することで,製せい品ひんがどのようにつくられているのか,回収したペットボトルがどのように使われたのか,責せき任にんをもってお客様に説明できるのも大きな特とく徴ちょうです。
コンビニやスーパーなどのお店で,お客様に直ちょく接せつ販売するわたしたちには,その製品がどのようにしてつくられているのか,きちんと説明する責任があると考えています。
2022.02.24 Thursday
【プラスチックゴミ問題】人とプラスチックとこの世界
人とプラスチックの問題は、いかに『自分ごとにできるか』である。
日々日本中の海岸でゴミ拾い活動が行われている。オンラインで繋がりながら全国各地のゴミを拾う。
福岡県の福浜海岸でのゴミ拾いに参加したご家族のひとりは言う。「やっぱり街中のゴミは気付いたら拾ったりだとか、自分も絶対捨てないっていうのは、参加して改めて”やっていかないといけない”と思ってます。
別の参加者は、「この小さなビーチに来ちゃうはずのゴミは自分の街の中だったり小さな川だったりするんだけど、そのつながりをみんな意識しながら、ここの自分の小さな行いが、あれに繋がったかなって具体的に想像できるようになるような時代になれば」と言う。
またある人は、「実際に行ってゴミを見ないとわかんないですよ。一人が変わればその隣の人に伝えることが出来る。どんどん伝わっていく。」と言う。
人とプラスチックの問題。人間はどんな道を選ぶのだろう。その結果を海は見続けている。
2022.01.11 Tuesday
【プラスチックゴミ問題】環境ホルモン問題
プラスチックから放出される化学物質である環境ホルモンは人体の性に影響があることが分かってきた。
人間の性は自分に子孫を残すための重要な機能です。
環境ホルモン(科学物質)がテストステロン(男性ホルモン)に与える影響を調べる実験をしている。テストステロン(男性ホルモン)は男性的特徴を作り出すのに必要とされています。母親のお腹の子供はテストステロンによって男の子になります。テストステロンは男の子の精巣で作られます。
マウスで実験したところ、環境ホルモンによって精巣が機能しないことが分かってきました。人間は何十年も環境ホルモンにさらされているのでもっと影響が大きいかもしれません。男の子が精巣が機能せずテストステロンが作られなくなると、女の子のような男の子が誕生するようになります。
地球全体の男の子がみんな女の子のような男の子になり生殖機能を失うと人類破滅かもしれません。
2021.12.29 Wednesday
【プラスチックゴミ問題】プラスチックゴミがやばい
私たちは決定的な10年に入り既に1年が経ちました。人類の未来を左右する10年です。
負の連鎖をどう断ち切っていくのか?カギを握るのが「大量消費からの脱却」「食料システムの構築」「エネルギーの転換」と言われています。
大量生産、大量消費の社会。その象徴的な存在がプラスチックです。20世紀の夢の発明ともてはやされた一方で石油が原料のため生産時に大量にCO2が排出されてしまいます。
プラスチックは、これまでに83億トンが製造されてきた。今も増加し続けています。容器・梱包が約36%、建築資材が約16%、繊維が約14%で、身近なものが7割近くをしめます。リサイクルされているのが全体の約9%です。焼却場での処分が約12%です。焼却処分は大量のCO2を排出するため、やみくもに増やすわけにはいきません。残りの8割は埋め立てなど、つまりゴミのまま地球に積み上がっています。
今、プラスチックの大量使用のしわ寄せがマレーシアの北部の町のスンがイプタニです。日本などの先進国から輸入されたプラスチックゴミのリサイクル工場で火災が多発。地元に医師はリサイクル工場が放火したと疑っています。リサイクル処理するより費用が安くあがるからだと指摘する。地元の住民の健康被害が深刻化している。地元住民が訴えていると火災は減ったが不法投棄が増えてきている。
おおきな問題は野ざらしになった一部のプラスチックゴミが海に流れ出すことです。その量は年間生産量の1割の約3,000万トンです。海流に乗って地球全体に拡散していきます。既にゴミは回収しきれないぐらいあふれています。
海に漂うプラスチックゴミはさまざまな悪影響が研究で明らかになってきている。そのひとつが温暖化です。プラスチックゴミが劣化するとメタンガスやエチレンガスが排出されているのです。
海の生態系にも悪影響が出ています。マイクロプラスチックが海で住む生き物が誤飲してしまっているのです。
カニやサンマなど魚介類などの漁獲量が減っているひとつの要因かもしれません。
地球が人間に『ノー』と言っています。
2021.11.29 Monday
【プラスチックゴミ問題】それでもプラスチックはひつようですか?
20世紀の画期的な発明とされたプラスチックはこれまでに63億トンも廃棄されてきた。リサイクルされたのはたった9%です。
プラスチックの微粒子は食品や水や大気中でみつかっている。身近な存在のプラスチックその神話と真実とは?
今ある実験が行われています。参加しているのは私たち全員です。その結果は人類の存続を左右します。今生まれてくる子供たちは母親の子宮に居るときからプラスチックに由来する化学物質にさらされています。そのことが人の成長にどう影響し、どのようなリスクに繋がるのかを探っていきます。
全てのプラスチックには化学物質が含まれています。その有害さについてはまだ分からないものもあります。プラスチックからは女性ホルモンに似た物質が発見された。エストロゲンとい物質だ。この物質が女性の乳がんを発症させている実験をしているときに、エストロゲンを含んだ細胞と含んでいない細胞が同じ結果とり原因を追究していくとサンプルを入れたプラスチックが似た物質を放出していたのです。プラスチックにむしばまれていく人体、それでも必要ですか?
プラスチックに含む化学物質がどのような人体に影響するかの研究は始まったばかりです。その前に使うのをやめればいいと思う。
2021.10.30 Saturday
【プラスチックゴミ問題】空のマイクロプラスチック
2100年には外出するには防毒マスクとゴーグルを付けて外出しないといけなくなるかもしれません。
ある研究者がアラスカなどの北の大地の樹氷を採取し成分分析したところ超マイクロプラスチックゴミ(0.1mm以下)が複数発見され始めている。いったいどういうことだろう。紫外線、雨風で劣化したプラスチックゴミがどんどん砕けて空中を浮遊し始めているのではないかという研究者がいる。またプラスチック製品に劣化しないために防腐剤などの添加物が含まれている。その添加物が人間の体に異常をきたすのではないかという研究者もいる。
このまま対策もなく放置して使い捨ての文化を続けていくと2100年には防毒マスクとゴーグルが必要となるのだ。
便利さを優先して地球を壊していることをひとりひとりが自覚しないと止まらないだろう。
2021.10.28 Thursday
【プラスチックゴミ問題】海のマイクロプラスチック
日本の対馬の海岸では、中国や韓国のプラスチックゴミが漂着している。ボランティア団体が日々回収しているがキリがない。一方で日本のプラスチックゴミはハワイなどの海岸に漂着している。これは誰もが被害者であり誰もが加害者でもある。皮肉な出来事だ。
日本の対馬周辺の海でマイクロプラスチックゴミ(直径5mm以下)調査をすると発泡スチロールが紫外線や波で劣化し砕かれてマイクロ化したものが一番多く見つかっている。レジ袋やトレイなども多く見つかっている。
死んでしまって海岸に漂流しているクジラの胃の中を調べるとゴミ袋をエサと間違えて飲み込んでしまっている。60枚以上も見つかった例もあるようだ。
海鳥などは、親鳥がエサと間違えて小さなプラスチックゴミを与えてしまっている例も少なくない。
対馬の海岸で日々ゴミ拾いをしているボランティア団体の代表は言う。ボランティアに参加ありがとうございます。今日はゴミをたくさん拾ってきて下さい。ゴミを拾うと捨てなくなります。それを皆さんの身の周りの方々にも伝えて下さい。と。。。
確かにそうだ。我々ひとりひとりが使う責任があるのだ。捨てないことがまずは大事だ。
徐々に昔に戻って、魚を魚屋で買うと新聞紙に包んでくれる。また、豆腐は豆腐屋へ鍋や皿を持って買いに行っていた子供のころを思い出す。そのうちそのころに戻るのではないかと思うこともある。便利さを優先して地球を壊していることをひとりひとりが自覚しないと止まらないだろう。
2021.10.26 Tuesday
【プラスチック問題】ペットボトル
プラスチックゴミ問題で語らないといけないのがペットボトルである。ペットボトルの回収率を見てみると、2005年には、おおよそ61.7%だったのが2019年には、93%と回収率からみると非常に優秀だ。
2019年には販売全体の量が593,380トンで回収が551,660トンとなっている。
ただし、回収率やリサイクル率が高くても、繊維やトレイといった別の製品に生まれ変わる「ダウンサイクル」の割合が多いのが現状だ。ダウンサイクルで作られた製品は、他の素材と混ざってしまうため、元のペットボトルに戻すことが難しい。
ダウンサイクルの終着駅は「焼却処理」となる。
水平リサイクルと呼ばれるペットtoペットでは半永久的に再生可能となる。2019年の実績が約74,000トンである。おおよそ13%ほどである。
清涼飲料業界ではペットボトルからペットボトルへの水平リサイクルを2030年ボトルtoボトル比率50%宣言をしている。
我が家では、飲料は原則ペットボトルは購入しないようにしている。皆さんもひとりひとりが考えて出来ることやりましょう。
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